マルタテイスト は、現在準備中です。
2022/04/18 18:49
マルタ本島の北端チェルケウアの港から小さく見えるゴゾ島へは、フェリーで30分ほど。


ゴゾの農作物をマルタで売り、マルタの食材や日用品をゴゾに運ぶことで人々の暮らしを支え
ていました。

現在Magroの経営は4代目に引き継がれ、Magroの新たなブランドSAVINAの社長を3代目の社長ジョンが務めてます。

ジョンは若い頃から母とともに厳しい時代を乗り越え、会社と社員を守り育て、今ではマルタだけでなく、ヨーロッパを中心に広く認められる企業に成長させました。
ほんの少しでも人の信頼を裏切るようなことをしては絶対にいけないと、ジョンは言います。
汚れのない地中海、昔ながらの農地、この誠実な企業文化。
社員にも愛されるブランドSAVINAは、ここでつくられています。
2016年5月29日。Magro Brothersの設立100周年記念パーティが行われました。
約千人の招待客がVilla Rundle というゴゾ島の中心にある大きな庭園で、生バンドあり花火ありの楽しい宴で100周年を祝いました。
マルタテイストの代表もご招待いただき、出席してまいりました。
写真は社長のJohn Magroと、ドイツの代表を務める Maria Galeaとのスリーショットです。
マルタの女性大統領Marie-Louice Colerioさん、野党党首でEU議会メンバーのSimon Busuttiさんと首相のJoseph Muscatさんも出席された立派なパーティでした。
日本とのかかわり
ヨーロッパで初めて日本車を売ったのは、意外なことに東京23区の半分ほどの小さな国マルタでした。
1960年のことです。
これに携わったのがジョンの父だったといいます。
ジョンの父が亡くなった時にトヨタとホンダの株は売却してしまったそうですが、実は日本との長い縁があったのです。
★★★ ASWOT株式会社 ★★★
最近お客様から「何でこんな仕事始めたの?」と繰り返し尋ねられるので、マルタとも輸入業とも何の関りもなかった私が、マルタテイストを始めることになったきっかけについてお話ししたいと思います。
少々話は遡ります。
結婚と同時に起業した夫を手伝い、二人の子の子育てと仕事に邁進する日々を送っていたある日、過労により入院することとなりました。
それまで自分に費やす時間など全くないくらい突っ走っていたのですが、入院中少しだけ立ち止まって自分のことを考える時間を持ちました。
生まれ育った環境や、自分自身が興味のあること、これからの人生など。
そこで、子どもも会社のスタッフも成長してくれた頃でしたから、祖父母、両親、夫がそれぞれ会社を営んでいた環境もあり、大学院で経営学を学ぶことにしました。
その大学院時代、思い切って大学の交換留学制度に応募し、ありがたいことにイタリアに交換留学させていただけることになりました。
こんなに有難い話は滅多にないのでしっかり勉強すべきところですが、留学中はこの機会とばかりに毎週末LCCを使い、ヨーロッパ各地や北アフリカへの冒険一人旅を満喫しました。
私は基本的に「モノより思い出派」の上、荷物を増やすと冒険旅行の邪魔になるので、旅先でも滅多にものを買うことはありません。
ところがそんな私が、帰国が迫ったある日、何か日本にお土産をと思い、旅先のベルリンで青い陶器に入ったマルタの海塩を買いました。
なぜドイツで地中海の海塩を買ってしまったのか自分でも不思議ですが、そのお塩のことが妙に気になり、容器に書かれた会社の住所を頼りにマルタへ飛びました。
何の情報も持たずマルタを訪れた私は、そこで社長と知らず出会ったジョンと打ち解けて仲良くなり、ジョンの案内で食材のできる海、畑、養蜂場、食品の工場なども見て回り、マルタの食材にすっかり魅了されてしまいました。
その後SAVINAの社長室に通され、社長の椅子に座るジョンを見た時は本当に驚きましたが、これがマルタとの出会い、マルタテイストのはじまりです。
大学院への入学を決め、イタリアに交換留学させて頂き、ドイツでお塩を買い、そのお塩の不思議なパワーに導かれマルタに行き、今こうしているというわけです。
経験も知識も人脈もない状態から始めた食品の輸入・販売業は、未だに試行錯誤の日々ですが、会うはずもなかった人達との出会いや、アンビリーバブルでプライスレスな体験をもたらしてくれました。
何が起こるかわからないから、旅も人生も面白い!
ASWOT株式会社は、これからもAtarashii(新しいこと)、Suki(好きなこと)、Waku-waku(ワクワクすること)、Omoshiroi (面白いこと)、Tanoshii(楽しいこと)を発見し、皆様にお届けできるよう活動してまいります。