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2022/04/18 18:34
老化の原因AGE
お肌の老化の原因として考えられているのは、
★ シミやしわの原因になる紫外線によるダメージ
★ 激しい運動やストレスなどによっても引き起こされる活性酸素による酸化
★ 主にしわの原因になるお肌の乾燥
などがあります。
そして最近、老化の原因として話題になっているのが「糖化」で、これは老化だけでなく糖尿病などの原因にもなります。
体の中のコラーゲンなどのタンパク質が、食事で摂取した糖質と結びついて「糖化」が起こりますが、糖質は、炭水化物から食物繊維を除いたものですので、やはり炭水化物を取り過ぎると「糖化」が起こりやすくなります。
ところで老化の原因物質と考えられているのがAGE(Advanced Glycation End Products)で、終末糖化産物と訳される物質です。
AGEはコラーゲンを糖化して茶色く劣化させ、お肌のハリや弾力性を失わせ、色素沈着量を増やしシミをつくりますが、お肌の老化だけではなく、血管や骨、筋肉などの老化にもかかわる物質です。
AGE量は、30代までは肥満と相関関係があるので肥満を防ぐことである程度溜めない努力ができますが、残念ながら40歳を過ぎると年齢に比例して増えてしまいます。
ですから40代以上の方は、若い頃よりもより日常生活でAGEをためない努力が必要です。
もう一つの老化の主な原因といわれる「酸化」を「サビ」とよく表現しますが、「糖化」のことは「コゲ」と言われます。
AGEは糖質の多い食事だけでなく、焦げ色のついた食品を多く摂取することでもたまるようですので、お肉やお魚、パンなどもあまり焦げ色がつくほど焼かない方が良いようです。
老化の原因物質AGEをためない食事&生活
前回のお話しの通り、ご飯、麺類、パン、デザートなどの炭水化物を沢山食べると、糖の過剰摂取によって糖化がすすんでしまいます。糖質以外にも、焦げ目のついた肉や魚、パンなどにもAGEは含まれています。ですから同じお魚でも、お刺身よりも焼き魚の方がAGEが多くなりますし、生野菜よりもグリルした野菜の方に多く含まれます。
AGEは加熱時の温度が高いほど多く発生してしまいますので、例えば同じ鶏肉100gを蒸し焼きにした場合のAGEの量は969kuですが、フライパンで焼いた場合には4,938ku、唐揚げで9,732ku、バーベキュー(丸焼き)で18,520kuになります。
揚げ物や焼き物を食べる時にレモン果汁やビネガーをかけると、AGEを減らす効果があるそうですから、あればかけて食べる方が良いでしょう。
またジュースなどに含まれる人工甘味料も、ブドウ糖の10倍の速さでAGEを作ってしまうそうですから飲み過ぎには注意が必要です。
砂糖や果糖は血糖値を上げてしまいますので、甘いものを空腹時に摂取して、急に血糖値を上げない方が良いのです。
生活習慣では、やはり喫煙はAGEを増やしてしまいます。
紫外線もAGEを増やしますし、激しい運動は体が酸化するだけではなく、食後すぐの激しい運動は血糖値を上げてしまうそうです。
ただし血糖値は食後1時間くらいに最も高くなりますので、食後20~30分後くらいからの軽い運動、例えばお散歩やストレッチなどはおすすめです。
とはいえ、ストレスもAGEを増やしますし、ダイエットに意識が集中しすぎると、かえって食欲が湧いてしまったりしますので、夜だけは炭水化物をなるべくとらないとか、どうせ食べるなら加熱時間の短い方のお料理を選ぶとか、激しい運動をするなら食後をさけるなどの工夫をして、やりたいことや食べたいものを我慢してストレスをためないことも大切だと思います。
